2006/01/27

Velvia50

 たまにはこんな写真も。

 そういえば先日カメラメーカーの話を書きましたが、果たしてフイルムメーカーにも動きがあるようです。(アグファはつぶれたらしい)
友人から聞いたのですが、フジのベルビア50の生産が終わるそうです。(終わった?)

 たぶん私がアシスタントをやってた頃(も少し前かな)に登場したベルビアは独特の色再現で注目を浴びました。曇ってても良い写真が撮れる。人が見た以上の発色をする。うそだろって言うくらい派手。現像が上がって来るまでどんなになってるか分からない(この点は勉強不足故)。そんなフイルムでした。

 非常にクセが強かったので好き嫌いは大きく別れました。うちのボスが関係していた大手デザイン事務所は”ベルビア禁止令”を出しました。”あのフイルムで撮った写真はウソっぽくていかん!”と。
 
 ただ、飯沢耕太郎は以前”SWITCH”かなんかで、
”ミノルタ・アルファ7000とフジクローム・ベルビアの登場で写真撮影の敷居が下がった!”
と褒めていました。

 今現在を見てみると、世の中のフイルムの色再現の好みはずっとベルビアを意識して進歩してきたように思います。デジカメさえも。
きっと今はベルビアより良いのがいっぱいあるからそろそろ引退ということなのでしょう。
 ただ、エポックメイキングなフイルムであった事には違いないので名前が消えてしまうのは残念な気がします。まあ、今後もどんどんフイルムのラインナップは減って行くのでしょうが。

Jan.'06,nishi-ogikubo,tokyo,japan
 
 

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

へー!勉強になりました。
かってみようかな。きっとまだありますよね。

ALC.Hiro さんのコメント...

まだあるみたいです。でも今の彩度/コントラストが強いポジフイルムを見慣れてると、”なんだこれは?”っていう感動は無いかも。