2007/02/25

第六感

 ブログをアップデートしたらmixiやFlickrと連携が取れなくなってしまいました。見た目がアップしたわけでもない上に写真がちっちゃくなってしまって出来る事なら前に戻りたいです。アップデートしても全然いいことないじゃん!

 ところで、私は幽霊を見たとか金縛りにあったというような経験は無いのですが自分にもささやかながら霊感(というか第六感てやつですね)のようなものがあると感じます。先日、何となく南千住の事を考えていて『ああそういえばあそこには吉原の女郎の無縁仏を祀ったお寺があったんだっけ』と気がついて私の気持ちをざわめかせたモノの正体を見たように感じました。
 私の第六感は土地に対してはたらくように思います。都内のいろんな場所を写真撮りながら歩いているとなんか嫌な感じがすることがあります。が、切れるような鋭い感覚を持っているわけではないので最初はそれがなんなのかは分かりません。何回か訪れたり、またその土地にまつわる話を聞いているうちに何となく分かってくるのです。
 なので現時点ではこの感はほとんど役には立ちません。自分の中の不快なものを感じるセンサーには出来るだけ耳を傾けてやろうとはしていますが。

 数日前に、霊感の強い友人と飲んだときにこの話をしたら『お前は霊感体質なのだ!』と言われました。

 霊感体質?
近視、アレルギー性鼻炎、冷え症に加えてひとつ病気が増えたような心持ちがします。どれもたいした病じゃないけれど。

Photo:Feb.'07,yotsuya,tokyo,japan

2007/02/15

モノローグ

 今日仕事の合間に本屋に行って『ベースマガジン』(野球じゃなくてね)を立ち読みしてきました。今号はベース・ギターのある奏法の基本からが説明されていて それが目当てでした。実はその奏法が一向に身体になじまなくてどうしたもんだと悩んでいたところなのです。
 雑誌なので(実は購入すれば今号はCD付き。でも買わない)、情報は文字と写真だけですが今回は妙に納得出来たのです。仕事が終わって帰ってとりあえずベースをいじってみたら『ああ、この方が楽だ』というこつが何となく分かって眼から鱗でした。十数年前にベースやってた時からのもやもやがもしかしたら少し消えそうです。

 雑誌の仕事をしているので言葉と映像で伝えられる情報の限界というのは嫌でも感じさせられます。ちょこちょこ飲食店の取材をしますが食い物はやっぱり食わないと分からんと思います。食ってみたいと思わせるまでは私の仕事でしょうが。
 そんな状況で音楽雑誌は音楽を基本的には音無しで伝えるわけですから私みたいな譜面も読めない人間には細かいニュアンスなんてよー分かりません。

 本当は教室にでも通って習えば早いのでしょうがなんか嫌なんです。考えてみれば本職の写真にしたってきちんと習ったわけではないし(どちらかと言うと師匠には心意気みたいなものを教わった気がします)、ましてや趣味のもんだから手っ取り早くいきたくないのかな。
 
 心意気だけで巧くなれれば素晴らしいけどね。それにしても音楽は楽しいです。

2007/02/12

呼び込み


untitled, originally uploaded by ALC.Hiro.

 吉祥寺駅の南口は夕方になるとおねいちゃんが付く飲み屋の呼び込みとサラリーマンでそこそこ賑わいます。私は北口の居酒屋専門なのですが先日、嫁と友人夫婦と四人で南口のビストロに行きまして、そこでいい感じに飲み食いした後、もう一軒行くべと南口をぶらぶらしていたのですが、旦那二人と嫁二人が微妙な距離をもって歩いていたばっかりに私たち男連は呼び込みに声をかけられたのでした。

『おにいさん!ちょっとおっぱいもんでいきませんかっ!?』

なんじゃその誘い文句は!!、ってことなのですが流石に過去に何回か声掛けられたことがあったので驚きはしません。

『あのさ、後ろに連れが居るんだけど』

これで大抵は『そりゃすんませんでした...』と引き下がるはずなのですが、その呼び込みはうちらの嫁二人に近づくと、

『女性の方はタダですからぜひっ!!』

と、一所懸命説明を始めたのです、男二人はほっといて。

 なんだか非常に感動してしまいました。こいつ凄いなと。

 個人的には非常に感銘を受けたので、『今度あぶく銭(いつ入るんだ??)でも入ったら四人で行こうよ!』と言ったら、女ども二人に『行かない』と即答されました。

 そりゃそうだな...

Photo:Feb.'07,azabu,tokyo,japan

2007/02/11

格差


untitled, originally uploaded by ALC.Hiro.

 今週は仕事で六本木やら麻布やらのレストランに連日通いました。で、撮影後に大抵は試食させてもらうわけですが、
『すかした街の奴らはいいもん食ってんな...』
と、いうくらいほとんどが美味いわけです。珍しいもんも多いし。

 まあ、滅多に食えないもの(トリュフだとかキャビアだとかね)を仕事にかこつけて食えるというのは非常にありがたい事なのですが、後で編集者なりライターに、
『さっきの料理ってなんぼくらいすんの?』
て聞くとなんじゃそりゃあっ!!って値段だったりするわけです。

『ああ...その値段出せばいつもの店でたらふく飲み食いが出来る...』

 こんな発想が貧乏臭いのは承知ですが、最近仕事でお店(飲食に限らず)に行くと以前と比べて世の中の格差が広がってしまったのだなあと感じさせられます。

 残念ながらしもじもの方におりますが...

Photo:Feb.'07,azabu,tokyo,japan