2014/10/31

石神井公園にツーリング



















 脚の骨折でいろいろと不自由な嫁がちょっと前に自転車を買ったのでふたりでツーリングに出かけられる様になりました。といっても、ママチャリと折り畳みですが。

 久しぶりの共通の休みに嫁が、『行くよ!』と言うので石神井公園までチャリで行ってきました。以前はよく歩いて行ってました。片道5キロくらいかな?

 まあちんたら走りながら公園には着きました。ていうか、目的地は公園では無く公園内にある茶屋なのです。

 木造の古いその茶屋は公園内にあり、まあボロいです。営業時は全て戸板を外しているので座敷も小上がりも全てオープンです。一杯やりながら公園を眺められる訳です。

 良い天気なので、我々はその中の屋根の無い場所に陣取って一杯やりました。ワンカップの熱燗と缶チューハイ。おでんをたのんだら、厚揚げとこんにゃく、ちくわぶ、ちくわ、大根。卵は無いようです。それでもなんだか許せる。

 リタイアしてここに来るのを日課にしていると思しきおっちゃんとおばちゃんが楽しそうに飲んでいます。他の人達も常連さんのようで皆挨拶しています。

 お店には駄菓子も並んでいるので、子供達もやって来ます。

『おれ、きゅうじゅうえんのにしようかな?』
『おれは、ひゃくじゅうえんのこれにする!』

なんてやり取りを眺めながら飲むのもなかなか良いのです。

Photos:Oct.'14,shyakujii-park,tokyo,japan

2014/10/24

『フタゴの女』で『なまキョンキョン』を観てきた。



 吉祥寺の行きつけの飲み屋さんの知人のお誘いで久しぶりに芝居を観てきました。(お誘いいただき有り難うございました)

『フタゴの女』(下北沢駅前劇場)という作品です。

 そもそも、その行きつけの飲み屋さんによくいらっしゃる渡辺哲さん(顔を見たら一発で分かる俳優さんでとても気持ちの良い飲み助(失礼、、、)です)が出演されるからという事から話が始まっていたのですが、

 なにしろその芝居の主演の一人が、『小泉今日子(キョンキョン)』なのです!

『なまキョンキョンを観られるぞ!』

という事なのです。『なま哲さん』はしょっちゅう飲み屋さんでお会いしてるので、、、(これまた失礼、、、)

 が、舞台上での『なま哲さん』を観るのも初めてな訳でして、流石ベテランといった風格でした。割と前乗りにまくしたてる若手のやり取りの中で、安定したベーシストの様にリズムをキープし続ける感じかな?いや、ここはドラマーと言った方が分かり易いのか?

 演目自体とても面白いものでした。『なまキョンキョン』も可愛かったし、キョンキョンとフタゴの妹役の女優さんを始め、名前は初めて知ったその他の共演者の方達もアクの強いキャラが立っていて楽しめました。


 と、ここで全然本筋とは違う話をしてしますのですが、劇場の席に着いて待っていたら開演と同時に客電が落ちた時に全くの漆黒になってしまったのに軽いショックを受けてしまいました。目ん玉をぐるぐる回しても何も見えないのです。こんな完璧な暗闇ってのはなかなか無いなあ、盲目の人達はこんな感じなのかなと短い瞬間に考えたのでした。

Photos:Oct.'14,nishi-ogikubo,tokyo,japan
 

2014/10/19

平易


















 小説や雑誌記事などの文章を読んでいて思うのですが、平易な言葉で伝える書き手にシンパシーを感じます。

 難しい言葉を使う書き手はなんだか、

『いつもはジャージを着ている奴が似合いもしないスーツ着てカッコつけやがって』

という感じがします。分からない奴は付いて来なくて良いという態度は読者を限定する事にもなるし、本人が背伸びして頑張っちゃってる感じが先に気になっちゃって居心地が悪いのです。

 勿論、最初から読者を限定した分野というのはあるので全てに対して言っている訳ではありません。一般の人達に伝える気があるなら分かり易く伝えろという事なのです。

 写真を撮りながら同じ事を思います。油断すると、『分からない奴には理解してもらわなくて結構』と自分の内に入り込むのは嫌だなと。なにしろええかっこしいなので。

Photo:Oct.'14,nishi-ogikubo,tokyo,japan

2014/10/17

jimmy smith "root down"


















 どんなに酔っぱらっていても寝る前に風呂に入ります。腰ぐらいまでにお湯をためて雑誌を持ち込み最低30分はつかります。活字を読んでいるので大人しいものです。

 が、今晩風呂を出た時にどうでも良い事に気がつきました。

 私は風呂を出た時にはかなりの確率で鼻歌を歌っているのです。

 風呂につかっている時には歌っていないのに。
 今日は身体を拭きながら、ジミースミスの”ルートダウン”を口ずさんでいました。

『これはなんなのだ?』

 と、ちょっと思ったので書く事にしたのです。まったく分かりません。居間にいる嫁になんらかのアピールをする為なのでしょうか?

 まあ、大体独り言が割と多いクチなのでその延長なのかも知れません。オチの無い話で申し訳ありませんが。

Photo:Oct.'14,suna-machi,tokyo,japan

2014/10/12

禁断の白い粉


 今晩は家でご飯を炊いて秋刀魚を焼いて食べました。家で焼き魚を食べる時には大根おろしを多めにおろします。個人的に足りない感じが嫌なので。そして大抵余ります。余っても良いんです。酒のあてにもなるし。

 大根おろしは辛めが好きです。子供の頃、母親に大根おろしを手伝わされその度に、
『大根は優しい気持ちでまあ〜るくおろすと甘くなるからね』
と、言われてやっていたのですがいつしか、
『仇の様に真っすぐこきおろす』
様に嗜好が変わってしまいました。
 そうしたからといって必ずしも辛くなる訳ではないのですが。

 案の定、今回も大根おろしは余りました。いつものように『あて』として食べようと思った時にふと昔の記憶が蘇りました。

 キッチンの引き出しの奥に隠し持っていたあるモノをひと振りしてやろうと思いついたのです。

『味の素』です。いわゆる『うまみ調味料』というヤツです。餃子を作る時の為に隠し持っていたのです。

 私が子供の頃、食卓には醤油とソースと食卓塩と味の素が普通に備わっていました。そして、大根おろしには当たり前に味の素をひと振り、漬け物にもひと振り、納豆にもひと振りといった具合に利用していました。
 なんだか全部同じ味になっちゃうじゃんと今は思うのですがそれが当たり前だった時期があったのです。

 今でこそ、『うまみ調味料』という言い方に変わっていますが、以前は『化学調味料』と言っていました。だから、ある時期から『身体に良くない』というバッシングが始まり食卓からも消えました。

 きっと今の商品は随分と改善されているのだと思うのですが当時の印象を持っている世代にはいまだに抵抗あるものだと思います。

 だけど久しぶりに味の素を振りかけた大根おろしは懐かしく美味かったのです。相変わらず『味の素』の味が主張しまくっていましたが。

 それが良いんです。

Photo:Oct.'14,nishi-ogikubo,tokyo,japan

2014/10/11

Rikie Lee Jones を思い出すのに二時間弱、、、


 だんだんと歳のせいか物忘れが顕著になってきた様な気がします。『あれだよあれ、、、なんだっけか?』という感じです。

 が、どこかで、『思い出せない時には諦めずに思い出す努力をしたほうが良い』と聞いた気がして日々そのように努めるようにしています。

 先日、youtubeで音楽を流しながらブツ撮りをしていたのですがふとある曲を聴きたくなったのです。メロディーは口ずさめる(他人に上手く伝わるかは不明)のですがミュージシャンと曲名がどうしても思い浮かびません。検索ワードが無いと聴く事が出来ないのです。
 検索ワードといえば、そういえば彼女(目的のミュージシャン)は昔誰か(ミュージシャン)と付き合ってたよな?と思い出したのですが、その彼が誰かも思い出せない始末です。

 立ち会いも無い仕事なのでひとり地味に凹みながらも内心意地になって思い出そうとしていました。『それより仕事に集中しろよ!』って事ですが私にとっては仕事と同じくらい大事な事です。いや、仕事はちゃんとしていましたとも。

 アメリカ人(そこまでは分かっていました)のポピュラーな名前の断片をひとりぶつぶつ言いながら二時間弱かかってなんとか思い出せました。



 ただそれだけの話なのですがわたくし的には随分すっきりしたのでした。ついでに曲を添付しておきます。






Photo:Oct.'14,nishi-ogikubo,tokyo,japan

2014/10/06

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Oct.'14,nishi-ogikubo,tokyo,japan