2010/10/22

表紙撮影


 雑誌の表紙撮影を終えてきました。ブツでの表紙はやってたのですが、人物では初めてです。いつもタレントさんを撮影している面子での仕事だったのでやる事はいつもと同じでスムーズに進みました。

『今井さん、今回は表紙なのでいつもよりじっくり時間かけていいですよ』

と言われたので、ちょっと多めに撮ってみました。
が、相手も人間私も人間、集中力ってのはそんなに長く続くもんじゃありません。

 まあそんなこんなでヘンなプレッシャーも感じず無事に終了したのですが、終わった途端です。

『ちゃんと写ってんのかなあ?ピント合ってんのかなあ?露出間違ってないよなあ?、、、』

つぎつぎとネガティブな想像が湧いてきて、もう一刻も早くその場を離れたい衝動に駆られたのです。撮影終了後の30分のインタビュー時間中は、『心ここにあらず』状態でした。胃がムカムカして戻しそうでした。

 うちに帰ってパソコンで開いてちゃんと写っている事を確認してこれを書いています。やれやれ、、、へたれな話でした。

Photo:Oct'10,roppongi,tokyo,japan

自画自賛


 明日表紙撮影なのでちょっと画素数の高いカメラをレンタルしてきました。と言っても随分型落ちなのですが試しに行きつけのマスター撮ってみました。なかなかいいよ。オレ上手いねえ〜。マスターやる気満々。ダメです酔ってます。寝ます。明日頑張ろう!

Photo:Oct'10,kichijoji,tokyo,japan

2010/10/19

カータン


 先週はロケ続きでした。の、割にず〜っと天気はいまいちでえらい苦労しました。

 雨が降れば、『こりゃダメだ、、、』と皆が諦めてくれて場合によっては『仕切り直し』という事にもなるのですが、微妙な天気だと誰も諦めてくれないので頑張るしかありません。

『明るいイメージで!』

と、言われれば明るく撮るしかないのです。色味に関してはデジタルになってフイルムより調整しやすくなりました。が、シャッタースピードの問題(日中シンクロで光量をかせぐのでどうしてもスローシャッターになってしまう。専門的な話ですみません。スルーして大丈夫です)はデジタルだろうがフイルムだろうが同じです。要はぶれやすくなってしまうという事です。

 結果、モデルさんに負担がかかるわけです。



私:『このカットに関して残念なお知らせがあります』

モデルさん:『え?』

私:『今回ははどうやってもスローシャッターになってしまうのであんまり動かないで下さい。一枚ずつ声かけますから』


 上手いモデルさんだったのですっと対応してくれましたが、表情を追いかけて撮りたい私としては不本意です。ていうか、モデルさんにしても同じだと思います。なんかうまい手は無いものかしら。



『曇天を晴天に』

そんな仕事をしています。『マジシャンじゃ無いんだから!』と思う事もありますが、マジシャンみたいと褒められたら嬉しいです。


 子供の頃、TVの『ピンポンパン』という朝の番組の中に『カータン』というキャラクターがいて大好きでした。
 彼(?)は幼稚園児くらいの参加者が紙に書きなぐった抽象的な描線にさらさらっと書き足して、あっという間に具体的な画(例えば『象』とか子供にも分かりやすいもの)に変換するのです。しかも毎朝!
 私は毎日それを見て感心、というより尊敬していました。


 エディトリアルの仕事をしていると、『カータン』の事をどうしても思い出すのです。まだまだ『カータン』には及ばないけれども。

Photo:Oct'10,nishi-azabu,tokyo,japan

2010/10/11

ノンアルコールなんて要らない!



 連休関係無しに仕事でした。有り難い事です。
 
 横浜の古民家(有形文化財だと!)をハウススタジオとして貸してる所で撮影してきました。有形文化財でスタジオにして良いの?よく分からんけど。

『休日に縁側でアルコールフリーのビールを飲む』

というシチュエーションの撮影だったのですが、”???”マークが頭の中にいっぱいでした。まあ、最終的にはなんとなく趣旨は理解出来たのですが、

『休日の昼間っからアルコールを摂取したらいかんのか?』

『アルコールが無理なシチュエーションだったら諦めてお茶とか飲めば良いんじゃないか?』

『そもそも個人的には何かを模倣したモノは認めない!』

と、撮影と関係なく頭の中でそんなうだうだが渦巻いていました。

 終了後、初めてそのアルコールフリービールを飲みました。

『要らない!』

酒飲みのスタッフは口を揃えて言ったのでした。いらないよ、、、

Photos:Oct.'10,kisarazu,chiba,japan

2010/10/09

お銚子片手にちと思った事




 前回の続き。

 佐原の後、今が旬の秋刀魚を食いに銚子を訪ね一泊。
飛び込みで入ったホテルの兄ちゃんお勧めの飲み屋へ。何を食べても美味かったのですが、平日という事もあってか途中から客は我々のみ、、、

『こんなんでやっていけるの?』

と余計な心配をしてしまいました。

 夜8時半の銚子駅前はすでに、東京で考えれば真夜中のように暗くしーんとしていました。学生らしき若者達がコンビニの明かりの下でちょこっとたむろしているだけ。

 地方の町とはこういうものなのだと思い知らされました。景気良くなれよーたのむぜー。

Photos:Oct.'10,chousi,chiba,japan

2010/10/08

佐原



 嫁の遅い夏休みに付き合って二泊三日の小旅行をしてきました。まるでノープランだったので初日は嫁の実家(茨城)でした。まあ宿代かからないしね、とかそんな感じです。

 最近ビールしか飲まなくなった義父がわざわざ用意してくれた日本酒『吉野川(義父の地元新潟の酒)』をいただいて頭が重たい状態で、二日目は千葉の佐原に向かいました。

 元々テレビとかでも観光地として紹介されていて気になってはいたのですが、写真サークルに所属する義父の作品にも佐原の写真があって、

『佐原ってどうですか?』

と尋ねたら、

『ありゃあたいしたところじゃないっ!』

とのことで、

『じゃあオレはオレなりの写真を撮ってやろうじゃないか』

と思って行ったのですが、案外義父の言うところは外れてはいませんでした。

 偶然地元のラジオで、

『佐原は何処を撮っても画になる!』

と熱く語るDJを聞いたのですがそれは言い過ぎです。『画になる』っていうところが気に入らないな。大した画をイメージしてないだろ、、、が、良い所ではありました。

 一部分だけ昔の風情を残しているという景色を切り取るのは結構難しい作業です。私は仕事じゃないので結局、伊能忠敬の住んでた家の蔵と今もやってる商店の看板を撮ったのでした。

Photos:Oct.'10,sawara,chiba,japan

2010/10/01

『多摩自慢』で”JETヒロシ”を見た!


 イベント『多摩自慢』を終えて帰ってきました。楽しかった〜&暑かった〜。

 このイベントは、『詩あり、お笑いあり、ラップあり、弾き語り、バンドあり』というなんともミクスチャーなモノだったのですが、それぞれ個性が強くて面白かったです。うちのバンドが一番普通だったかも。

 そのなかでも、"JET ヒロシ"という弾き語りの彼にはやられました。

 パンツ一丁に工事現場で使うヘルメットと安全帯姿で現れ、おもむろにそのパンツをまるでシャツを脱ぐように頭から脱ぐのです。勿論パンツはちぎれます。『フルチン』です!
 そして、靴下の長さをちょっと確認しギターを持つと秋田弁でブルースを歌い始めるのです。

『フルチン』である意味が分かりません!

 だけどこれが凄い良かったのです。声量もあるしギターも上手いし。

『お前が好きだ!』

という内容の歌詞を、『ほんとに好きなんだなあ』と思わせる説得力がありました。『オナニー』って歌ってるのだけど、パフォーマンスは外に向いていました。素晴らしい!

 うまく説明出来ていないですが、なかなか良いもの(彼のモノじゃ無いですよ)を見たという気分でちょっとテンション上がっています。

 それにしても何故『フルチン』?

Photo:Sep.'10,shibuya,tokyo,japan