2010/10/19

カータン


 先週はロケ続きでした。の、割にず〜っと天気はいまいちでえらい苦労しました。

 雨が降れば、『こりゃダメだ、、、』と皆が諦めてくれて場合によっては『仕切り直し』という事にもなるのですが、微妙な天気だと誰も諦めてくれないので頑張るしかありません。

『明るいイメージで!』

と、言われれば明るく撮るしかないのです。色味に関してはデジタルになってフイルムより調整しやすくなりました。が、シャッタースピードの問題(日中シンクロで光量をかせぐのでどうしてもスローシャッターになってしまう。専門的な話ですみません。スルーして大丈夫です)はデジタルだろうがフイルムだろうが同じです。要はぶれやすくなってしまうという事です。

 結果、モデルさんに負担がかかるわけです。



私:『このカットに関して残念なお知らせがあります』

モデルさん:『え?』

私:『今回ははどうやってもスローシャッターになってしまうのであんまり動かないで下さい。一枚ずつ声かけますから』


 上手いモデルさんだったのですっと対応してくれましたが、表情を追いかけて撮りたい私としては不本意です。ていうか、モデルさんにしても同じだと思います。なんかうまい手は無いものかしら。



『曇天を晴天に』

そんな仕事をしています。『マジシャンじゃ無いんだから!』と思う事もありますが、マジシャンみたいと褒められたら嬉しいです。


 子供の頃、TVの『ピンポンパン』という朝の番組の中に『カータン』というキャラクターがいて大好きでした。
 彼(?)は幼稚園児くらいの参加者が紙に書きなぐった抽象的な描線にさらさらっと書き足して、あっという間に具体的な画(例えば『象』とか子供にも分かりやすいもの)に変換するのです。しかも毎朝!
 私は毎日それを見て感心、というより尊敬していました。


 エディトリアルの仕事をしていると、『カータン』の事をどうしても思い出すのです。まだまだ『カータン』には及ばないけれども。

Photo:Oct'10,nishi-azabu,tokyo,japan

2 件のコメント:

atsuko さんのコメント...

ここんとこずっと広告代理店の制作部でちょっと助っ人やってたんですけど、
そりゃぁ写真の修正の多いこと多いこと!
空青くだの、バック飛ばしてだの、タレント一人消してだの・・・
何度「晴れた日に撮り直してこい!」と叫んだか・・・
年末から広告の入稿形態が変わるので、デザイナーや制作会社の仕事がどんどん増えて行きます。
値段は下がる一方・・・どうするよこの時代

ALC.Hiro さんのコメント...

『タレントひとり消して』ってのは凄いね〜。

 もしかしたら、写真が『真実』を『写している』わけではないという事をあまねく知らしめられている時期なのかもね。