2009/04/29

薔薇と野獣


〜家の周りを野バラの棘に 守られているものの 山鳴りの響きに 怯える指先 ちょっと震える〜
〜長い夢 夢 夢を見させて 眠りを揺り 揺り 揺り起こさないで 今も僕は眠り続ける〜
(from"Hosono House")

Photo:Apr.'09,ikenoue,tokyo,japan

2009/04/23

広島

 なんだかふと思ったので書くだけなのですが、私の故郷は山口県岩国市というところで広島にほど近く原爆が落ちた時には皆が逃げて来た所です。私の母方の親族も元々東京都荒川区だったのですが東京大空襲で岩国に逃げてきました。で、私たちは色気づくと広島に出かけては遊んでいたのですが、いやあなんだかつじつまあってないなあ。広島は都会なのですが地元の人間にとっては『死』を感じさせる街なのです。去年、死んだ親父を見舞いに帰った時にも広島に買い物に行ったのですがハレとケが混ざっているなと思いました。身近だったからそう思うのでしょうが私にとって『広島』は死生観というものを考えさせられる街です。長崎の人達もそういう感じを持ってるのではと思います。夏でハッピーなのにどこか寂しいって感じなのかな?

2009/04/19

『眉間』に関するくだらない考察


 私の眉と眉の間は多分一般の人よりも離れています。(昨日は『拳一個分!』と言われました。『んなことあるかいっ!』)
 私自身、大学一年の時に友人に、

『お前の眉間はえらい離れてんなあ〜』

と言われるまで全く気にもしていませんでした。それ以来、たまにタイミングをみてその話をすると大抵ウケます。
 が、昨晩は異様なくらいウケたのでちと不安になって、今日写真を撮ってみました。

『ああ〜、確かに離れてるわ、、、』

 でも、眉間なんて常にむき出しなのに私が言わないと気がつかれないなんて不憫なヤツです。もしかしたら気づいてるのだけど気の毒だから言わないだけだったりして。別に気の毒な眉間だとは思っていないのだけど。もっと立派な眉だったら何割増かでモテたかも知らんけれど、今急にそうなったら大ウケだろうな。

 ところで、自分の顔をこんなアップで見ると気持ち悪いです、情けない顔してんなあ〜いい光だけど。

Photo:Apr.'09,nishi-ogikubo,tokyo,japan

2009/04/17

ぬか漬け始めました。



 先日、レストランの取材でウインナシュニュッチェル(舌噛みそうだけど、要は『カツレツ』です)を撮影したらブルドッグの顔か草鞋かよ?というような写真になっちまってちと落ち込んでる私です。取材で撮る料理写真は難しいよ、、、

 愚痴はどうでも良いのですが、食い物つながりの話題で我が家もやっと『ぬか漬け』を始めました。(『も』というのはなんだか最近周りで始めてる人がちらほら見受けられるからなのです)
 説明書やネットで見るとどうやら美味く食えるまでには2〜3週間ぬか床を育てなくてはならないらしいのですが待ちきれなくて、ニンニク刻んで入れたり唐辛子多めに入れてみたり卵の殻干したりとかしています。どんなぬか床になるのだろう?

 楽しみです。

Photos:Apr.'09,yoyogi,tokyo,japan

2009/04/16

セッションの追記と吉祥寺バーと、、、



 なんだかここのところバタバタしてるのでいろいろと書く事はあるのですが、何しろ今酔っぱなので書けるところまで書いときます。

 先日の土曜日のセッションの後、三人でいつもの(私にとっては)『珍来亭』で飲みました。音楽の話で酒を飲むのは非常に楽しいです。アルコールも手伝ってどんどん饒舌になってしまいました。

 そこでギターの彼とは別れて日曜日に閉店する『吉祥寺バー』に行きました。嫁も合流です。閉店なので客が一杯で(元々十人くらいしか無理)中には入れなく外で久しぶりに飲みました。外というのはほんとに外です。向かいの携帯屋の閉まったシャッターの前に段ボールしいて飲む訳です。昔はこれだったなあと思いながら飲みました。連れのドラマーに無理矢理地面でリズム刻ませたりして、そしたら若い客が来たりしてとか、、、充分楽しみました。

 十分楽しんだ筈なのですが、日曜日も同じ所で飲んでました。店が無くなる事が私にとってもそれなりには残念な事ではあるのでしょう。他人事のように書くのは最近はあまり通ってなかったからなのですが、私にとって泣くような事ではないですがいろいろな思い出がある場所で残念には思います。なんだかな、、、

 結局、『吉祥寺バー』の事を書きたかったんだな。
 
Photos:Apr.'09,ichigaya/yoyogi,tokyo,japan

2009/04/14

セッション


 先週の土曜日、ドラムをやっている友人とその相方のギターの二人に誘ってもらってスタジオに入ってきました。
 セッションといっても、私はソロもとれないしスケールとかも分かんないのでとにかく付いて行くのに必死だった訳なのですが、上手いドラムの上に乗っかってると単純なフレーズでも気持ちがよいのです。
 非常に楽しい二時間でした。でも、スケールとか憶えなきゃな、、、

Photo:Mar.'09,nishi-ogikubo,tokyo,japan(Kodak)

2009/04/10

めがねめがねめがね、じゃけっとじゃけっとじゃけっと。


 昨晩は余計に酔っぱらっちまいましてどうやら帰る途中の道端で珍しくも眠りこけてしまったようです。若い警官に起こされました。『どうしたの?』って言うから、『酔っぱらったみたい』と答えました。
『ああ〜っ!めがねがない〜っ!商売道具なんだよ〜!』
って騒いだら懐中電灯を出して一所懸命に探してくれました。
『何処まで帰るの?』
『西荻』
『そりゃもうちょっと歩くね、気をつけて』
『送ってくれないの?』
 酷い酔っぱらいです。メガネは写真のような有様でした。転んだ拍子に壊してしまったのでしょう。右の目の周りに鈍い痛みが残っています。メガネはサブがあるので全然良いのですが、激しく反省です。

 それより、眠りこけたオレにティンバーランドの青いジャケットを着せてくれた人名乗り出てくれませんか?全く憶えてないよ〜、ごめんなさい。41歳、本厄です。やれやれ、、、

Photo:Apr.'09,nishi-ogikubo,tokyo,japan

2009/04/08

もぞもぞ




 朝イチで歯科へ。最近、歯にかぶせてたのが取れたのをきっかけに久々に通っています。今日は歯石を取ってもらい歯磨きのレクチャーを受けました。いい歯ブラシを戴いたので先日買ったばかりの『軟毛のライオン』は引退。歯磨きを真面目にやるとこんなにも時間がかかるのかと41にして初めて気づきました。

 その後、写真の納品。帰りにふと思いついて都庁の展望台に上ってきました。東京の街は思った以上に白く霞んでいてびっくりしました。春だから仕様がないのでしょうが、この霞に含まれるどいつかがオレの鼻をもぞもぞさせやがるのです、きっと。

 で、嫁と待ち合わせて代々木公園でちょっと花見。芝生の上でビール飲みながら花が散る様を眺めてきました。私の鼻はもぞもぞしっぱなし、、、

Photos:Apr.'09,shinjuku/yoyogi/shinjuku,tokyo,japan(Kodak)

2009/04/07

酒とバラ(じゃなくてやっぱり酒)の日々



 どうやら檜花粉症らしくここ数日ティッシュが欠かせません。

 日曜日には、いつもお世話になっている居酒屋『万両』の花見に行ってきました。まあ〜飲みました。花なんて一切見てなかったもんな。その後もう一軒行ったりしたのでよけいに酔っぱらっちまいました。

 で、翌日重い頭を抱えながら姪の入学式の撮影へ。久しぶりに小学校の中に入りました。今は怪しく無くても校内には滅多に入れてくれないですからね。フレアパンツに雪駄履きでグランドの砂を思い切りかき混ぜてきました。桜がきちんと咲いてる時季の入学式ってのは案外珍しいのではないのかな?とても綺麗でした。

 その後、姪と姪の両親との四人で下北沢の中華屋で昼間からビール。夜は嫁が臨時収入があったとかで吉祥寺の洋食屋でワイン。

 これでギブアップ。もう一軒行くという嫁と別れて家に帰りました。歳だなあ〜、、、

『まいりました〜』

と、言いながら今日も元気に飲んじゃあいるのですがね。

Photos:Apr.'09,meidai-mae/kichijoji,tokyo,japan

2009/04/06

子供



 今日、新しい雪駄をおろしました。何年か前に父に送った物だったのですが、彼は履かずに大事に取っていたのでした。それを履いてこれから姪の入学式の写真を撮りに行ってきます。子供の成長は早いものです。
 子供が居ない私は死ぬまで子供のままなのだなあと、ふと思いました。

Photos:Apr.'09,shinjuku/nishi-ogikubo,tokyo,japan(Kodak/Nikon)

2009/04/03

桜並木を路線バスは走るのです。



 ロケハンの帰りに路線バスに乗りました。そのバスは綺麗な桜並木の下をゆっくりと走っていきました。車内は平日のお昼過ぎなのでお年寄りと子供連れのみです。小さな女の子が母親に一所懸命語りかけている声が聞こえます。暖かな日差しに包まれぼんやりと流れる景色を見ていたらなんだかちょっと寂しくなっちまいました。


Photos:Apr.'09,ohkubo/nishi-ogikubo,tokyo,japan(Kodak/Nikon)

2009/04/02

客体


 女性誌の仕事で僧侶に会ってきました。ああこういう企画を女性誌がやるようになってきてんだな流れだなと思いながらも前日きちんと頭を綺麗に刈って仕事に向かいました。

 インタビューのテーマは、『怒り、妬み、嫉みから解放されるにはどうすれば良いか?』みたいな感じだったのですが、僧侶はそれを分かりやすく丁寧に、非常にトーンを抑えた口調で語ってくれました。

 私にはその内容が、

『自分の感情に対して客観的になれ』(例えば、妬んでいる自分が居たらすぐにそれを排除するのでは無く受け入れてやる)

と、受け止められました。なれるかどうかは別としてそういうのいいなあ分かるなあと思いました。

 でも、世の中そんな女の人だらけになってしまったら面白く無いだろうな、、、

Photo:Mar.'09,nishi-ogikubo,tokyo,japan(Kodak)