2011/07/30

SIGMA DP2x使用感




 先日手に入れたコンパクトデジカメ"SIGMA DP2x"ですが、仕事やなんかでぶら下げてると、『それどうですか?』と聞かれる事が多かったので約一ヶ月使ってみての使用感を簡単に書いておこうと思います。

 個人的な感想は単純に『良い!』なのですが、これ一台で全てをまかないたいと希望する初心者には不向きだと思います。

 まず、暗い所に弱すぎる。他メーカーのコンデジがiso12800だとか言ってるのと比べたら『なんじゃこれ?』という程ノイジーです。そもそもiso感度設定が3200まで(Raw撮影時)までしか無いし。

 次に、付属のRaw現像ソフト"SIGMA Photo Pro"です。Raw現像をオートでやってくれるモード(初めての人は多分ここから始めるしか有りません)があるのですが、データを勝手に分析して『ハイライトは飛ばないように、暗部はつぶれないように』現像してくれる為、非常にフラットなのぺ〜っとした画を作ってくれるのです。シチュエーションによってはこれでOKという場合もあるのですが、夏のコントラストの強い光で撮影した画なんかは随分イメージと異なる結果となります。

 私はここから自分の好きな画にする為にパラメータをいじるのですが、どうすればイメージする画に行き着けるのかは経験が無いと分かりません。

『イメージ』と書くといかにもアーティスティックに聞こえるかも知れませんが、私の言いたい『イメージ』は撮影した時の光の色、影の濃さを再現するという意味です。決してエフェクティブに写真をいじるタイプではありません。

 個人的な結論としては、DP2xは昼ひなかに抜けの良い写真が撮れる良いコンデジです。夜になるとちょっと重たいネックレスとなってしまいますが。

Photos:Jul.'11,shibuya/daikanyama,tokyo,japan

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