2013/12/08

特定秘密保護法案可決に関して上手く言えてはいないだろうけれど時代の変遷を感じるのです。


















 中退してしまった大学時代、近所で偶然拾ったアコースティックギターを毎日朝から公園に持って行って、『神田川』なんかを練習していました。断っておきますが、その頃に一所懸命に練習していなかったのでギターは全く駄目です。

 田舎から出て来て二年ぐらいの若造です。ほとんどの授業には行っていなかったくせに心理学にだけにははまっていて若干『鬱』だったのです。

 小さな公園でギターを弾いていると子供達が寄って来ました。私は彼らを好ましい存在だなと思ったのですが、上手いリアクションが出来ませんでした。

 上手いリアクションが出来ずにいると子供の母親達が、『そんな方面に興味を持つのはやめなさい!』といった感じで子供を呼ぶのです。

 その気持ちは何となく分かったのです。

が、随分立ってカメラマンになりタレントを連れ海辺でロケをした時の事です。

休憩時間に私はする事も無いので海やら空やらを見ていたらどうやら保育園だかの子供達の集団がそばに居て余りに可愛かったのでシャッターを押したのですが、引率の先生が眼を三角にして、

『今の写真は何に使うのですか!?』

と、食って掛かって来たのです。

『可愛いから撮っただけで何にも使うつもりは無い』

と返答したのですが、その辺りから世の中が変わり始めていたのだなあと思います。

 しばらくするとそういう人達が断りも無くタレントのシャメをウェブ上にアップしたり、箸も使えないくせに食レポとかをしているのです。

 モノを言うからにはそれなりの覚悟が要るだろうと思うのです。

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