G.W.を終えて

　良い天気の結婚式で始まったゴールデンウィークは案外、その後のぐずぐずした天気でだらだらと過ぎて行ってしまいました。

　とまれ、なにしろ連休なので酒だけは飲みました。（この一文を小学四年の姪に見せたら、きっと『連休と酒になんの関連があるの？』と言われそうですが）

　連休何日目かに嫁と、友人夫婦と近所のタイ料理屋で飲みました。さんざん食った後、知り合いのやってるバーに移動した頃から嫁が酔っぱらって『も〜帰りたい』と言うので、まだ頼んだ酒が充分残っていた私は部屋の鍵を渡し、『鍵開けといてね』と頼んで先に帰しました。

　歩いて５〜６分だからまあ平気です。嫁は『あ〜』とかなんとか返事をしていましたが後で思うと全然聞いていなかったようです。

　残った酒を三人でゆっくり飲んでそれでお開きにして、私はスーパーでポテチと缶チューハイを買い家に戻ったのですが、案の定鍵がかかっていました。『え〜っ？！』って感じです。電話を鳴らしてもピンポンを鳴らしてもダメでした。

　まだ２３時です。
いつもの私でしたら、『しめた！朝まで飲める！』って感じなのですが、連休中連日そこそこ飲んでいたのでもうお腹一杯です。どうしよう？漫画喫茶に泊まるか？吉祥寺でちんたら飲むか？

　結局、吉祥寺の居酒屋へ。そしたら、レゲエシンガーのPJが居ました。

『ヤーマン、三日も続けて会うねえ。よく飲んでるねえ』

『お互い様だよ』

『いやあ、うちを閉め出されちゃってさあ』

『おー、じゃあ今からあっちのバーにちょっと歌いに行くんだけど付いて来なよ』

　で、朝方までPJの歌でギャーギャー騒ぎながら過ごせたのでした、ポテチと缶チューハイが入った風呂敷をぶら下げて。久しぶりに会う顔もあったりして楽しかったです。

　で、やっと電話が通じて鍵を開けてもらったのですがよく聞いたら、

『自分の鍵を持っていた』

　と言う事でした。 というのがどうやら今回のオチです。

　まあ楽しかったから良いや。

Photo:May'12,tachikawa,tokyo,japan