自然光で撮るにしてもストロボで撮るにしてもライティングという作業があります。これにその人の性格が反映されます。
『ここはもっと強気に行ってやろう!いじめてやれ!』
とか、
『いや、皆に分かり易く丁寧にしよう。やさしくね』
とか現場では考えるのです。
勿論仕事なのでそれ以外の事も考慮する必要はあります。が、そっちにばかりに気が向くと無味無臭な写真になってしまうのです。自分を棚に上げておいて言うのもなんですが、今はデジカメになったせいかそういうのが多いように思います。
光り物を撮影した時に写り込みが無い写真は綺麗な写真かも知れませんが良い写真かというと違うと思います。なんなら自分自身が写ってても構わんじゃんと思います。
今日化粧品の撮影をしていて、ああ写真はほんとに楽しいなと思いました。
『あ、私はシャネルみたいに造作が良くないからあんまりいじめないでね』
『どっからでもかかってきても良くってよ。だってシャネルだし!』(別にシャネルが一番偉い訳では無いです)
『どうしよっかな〜?』
とか、モノと会話をしながらやっていくのはなかなか良いです。工業製品であっても作り手の心意気ってのはメーカーごとに違うのは顕著でそれが面白いのです。いい加減な造りのモノをより良く見せようとはしないのが私の真骨頂でもありマイナスな点でもあるのですが、、、
Photo:Nov.'11,ginza,tokyo,japan
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